LAN内のPCがウイルス感染した場合、他PCへ影響は?


質問

LAN内の1台のPCがウイルス感染した場合、他のPCがウイルス感染する危険はありますか?


回答

LAN内の他のPCもウイルス感染する危険はあります。

例えば、ブラスターというウイルスは、ネットワーク上のPCに対してランダムに攻撃をしかけます。攻撃されたPCは、あるWindowsの脆弱性が存在する場合、すぐにウイルス感染してしまいます。 そして、このPCから、他のPCへ攻撃を仕掛けます。このようにして、PCユーザーが何もしなくても、PCが起動しているだけで、どんどんウイルスが広がっていってしまいます。

ブラスターのようなウイルスの対策は、LANのPCもパーソナルファイアウォールを有効にすることです。LAN内あるからと言って、ファイアウォールは無効にせず、有効にしておくことをおすすめします。


他の例では、USBメモリウイルスが挙げられます。 USBを使いまわして他のPCにウイルス感染する可能性もあります。 このUSBメモリウイルスは、USBメモリ内の何かのファイルを実行したりしなくても、PCに挿した瞬間にウイルス感染してしまいます。2008年は、このウイルスでかなりの企業が感染しました。

USBメモリのウイルスはセキュリティソフトをインストールし、パターンファイルを最新にしておけば防ぐことができます。


ウイルス感染の危険性は、インターネットだけではなく、身近なPCからでもウイルス感染する恐れがあることを、覚えておきましょう。