ウイルスバスター 2009 の評価レビュー

2010年版の最新の評価レビュー記事はこちらをご覧ください。 ウイルスバスター 2010

ウイルスバスター 2009の評価

ウイルスバスター2009 の特徴は、Webレピュテーション技術によるインターネット経由の情報漏えいの強さです。　またキーロガー対策として、万が一感染しても、キー入力を暗号化して情報漏洩を防ぐ機能があります。 第三者機関のマルウェア検出率をみるとあまり良くないですが、日本で流行するマルウェアには比較的強いです。また日本製のソフトだけあって、管理画面が分かりやすく初心者には扱いやすいです。　

ウイルスバスター 2009
★★★★	マルウェア対策　(※)	○	マルウェア検出率	★★★☆☆
	ファイアウォール	○	未知マルウェア検出率	★★★☆☆
	フィッシング詐欺対策	○	軽さ	★★★★☆
	スパムメール対策	○	機能の多さ	★★★★☆
	個人情報漏洩防止	○	値段の安さ	★★★★☆
	子供に有害なサイトのブロック	○	アンチウイルス性能は普通だが、他の機能は他のソフトと比べて性能が良い。キー入力暗号化やWebレピューテションなど便利な機能が多い。CMでは「サクサク」と軽さを強調しているがそうでもない。
	バックアップ	×
	その他：Trendプロテクト、キー入力暗号化、リモートファイルロック、システムチューナー	○

※マルウェア - ウイルス、スパイウェア、ワーム、トロイの木馬等の悪意のあるソフトのこと

トレンドマイクロ・オンラインショップ

画面と操作性

ウイルスバスター2009 の管理画面は、左のメニューをクリックするとサブ画面へ移り、サブ画面の右の大項目をクリックすると、中項目が表示され、「設定」ボタンを押すと設定画面へ移り、大変わかりやすいです。　設定を有効or無効にするボタンも分かりやすいです。　さらに、ウイルス感染したとか、アプリが動かないといった場合に、「ヘルプとサポート」を開くと、その画面からQ＆Aや、メール・電話への受付窓口へすぐに飛べるので、困ったときの対処がスムーズにできます。

【メイン画面】

マルウェア対策

ウイルスバスター2009 のマルウェア（ウイルスやスパイウェア等）対策性能は、それほど良くはありません。ただし、日本国内専門のウイルス解析＆サポートセンターがあり、日本で流行するウイルスには比較的強いです。

AV-comparativesによるテスト

AV-comparativesでは評価対象に入っていません。

AV-TEST.orgによるテスト

AV-TEST.orgによるマルウェア検出率は、次の通りです。　「普通」という結果でした。

※ 評価は、++ > + > o > - > -- 　の順番で、高評価となっています。

軽さ（スキャン速度、CPU使用率、メモリ使用量）

ウイルスバスター2009 の動作は、普通です。　2008版に比べたら軽くはなっていますが、他社製品と比較するとそれほどでもありません。

私のPCでのスキャン結果

実際にウイルスバスター 2009 をインストールし軽さをテストしました。具体的には、C:\WINDOWS\system32フォルダをスキャンし、スキャン時間、CPU使用率を計測しました。また、PC起動直後のメモリ使用量も計測した。結果は下のようになりました。

どの結果も普通です。CPU使用率は割と低いです。

AV-comparativesによるテスト

AV-comparativesでは評価対象に入っていません。

AV-TEST.orgによるテスト

AV-TEST.orgによるスキャン速度の評価は、次の通りです。「やや速い」という結果でした。

※ 評価は、++ > + > o > - > -- 　の順番で、高評価となっています。

ファイアウォール

ウイルスバスター2009 は、アウトバウンド（PCから外部への通信）の制御はもちろん、侵入検知機能もついています。性能としては普通です。

【ファイアウォール画面】

スパムメール対策

ウイルスバスター2009 は、スパムメール（迷惑メール）の機能を有効にすると、対応したメールクライアントにはツールバーが表示されます。　迷惑メールを選択し「迷惑メールとして報告」をクリックすると、情報がトレンドマイクロに送信され、精度が改善されていきます。しかし、個別に学習する機能はなさそうです。　少し誤検出が多いので、迷惑メールの判定レベルを「低」にしたほうが良いかもしれません。

【スパム（迷惑）メール対策画面】

尚、対応しているメールソフトは次の通りです。

個人情報保護

ウイルスバスター2009 は、クレジットカード番号や、Webサイトへのログインパスワードなどを、ここに登録しておけば、個人情報が許可なくインターネット上に送信されることがなくなります。

【個人情報保護画面】

子供に有害なサイトのブロック

ウイルスバスター2009 のの子供に有害なサイトをブロックする機能の性能は、良いと思います。　トレンドマクロ得意のWebレピュテーション技術で、有害サイトを見極める精度は高いです。また、学校名や電話番号、氏名などを事前に登録し、これらの情報をWebブラウザ、メッセンジャー等で送信できなようにすることも可能です。

【子供に有害なサイトのブロック画面】
カテゴリごとにフィルタをかけられます


Web閲覧禁止の時間帯を設定できます


パスワードのような個人情報が漏えいしないようにします

その他 - Trendプロテクト

Trendプロテクトという機能により、Yahooなどの検索結果のURLが安全か危険かを知らせてくれます。　これにより不正なコードが仕込まれているようなWebサイトを、事前に発見することができます。　有害サイトの判別制度は、他のセキュリティソフトと比較すると高いほうです。

【 Trendプロテクト機能 】
安全なサイトを教えてくれます

その他 - リモートファイルロック

ウイルスバスター2009 は、パソコンの盗難防止として、リモートファイルロックという機能もあります。　デスクトップ上に作成された「リモートファイルロック」というフォルダに、重要なファイルを移動すると内容が暗号化され、パスワードを入力しないと開かないようにすることができます。

【 リモートファイルロック機能 】
安全なサイトを教えてくれます

その他 - システムチューナー

ウイルスバスター2009 のシステムチューナーは、不要なCookieやレジストリ値を削除して、パフォーマンス改善やプライバシー保護に役立てることができます。

【 システムチューナー機能 】

価格

ウイルスバスター 2009 の 価格は次の通りです。　価格は、１ライセンスで３台までインストールできてお得です。　１ライセンスの価格も安いほうです。

本社

日本
公式ホームページ　トレンドマイクロ

カタログスペック

機能一覧

ウイルス/スパイウェア対策
　　リアルタイム検索
　　予約検索
　　手動検索
　　メッセンジャー検索
　　圧縮ファイル検索
　　感染ファイルの自動駆除
　　受信メール検索
　　ルートキット対策
　　ウイルス/スパイウェア隔離
　　不正変更の監視
　　履歴クリーナー
　　クッキーの例外設定
　　ウイルス緊急警告
　　日本国内専門のウイルス解析＆サポートセンター
有害サイト対策
　　Webレピュテーション技術
　　フィッシング詐欺対策
　　改良されたサイトブロック
　　Trend プロテクト
　　メッセンジャー/WebメールのURL評価
有害サイト規制
　　URLフィルタ
　　インターネット利用時間の規制
　　個人情報保護
　　アカウントごとの規制
迷惑（スパム）メール対策
　　迷惑／詐欺メールを自動的に振り分け
　　画像スパムメールの検出とブロック
　　リンクフィルタ
不正侵入対策／ネットワーク管理
　　パーソナルファイアウォール
　　無線LANパトロール
　　ホームネットワーク管理
　　無線LANアドバイザ
個人情報漏えい防止
　　個人情報保護機能
　　キー入力暗号化
　　リモートファイルロック
PC最適化
　　システムチューナー

動作環境

Windows Vista環境
　　CPU： 800MHz以上（1GHz以上推奨）
　　メモリ：512MB以上（1GB以上推奨）

Windows XP環境
　　CPU：Intel Pentium 450MHz以上
　　メモリ：256MB以上（512MB以上推奨）

口コミ情報　（外部リンク）

価格.com　口コミ情報　へのリンク
Amazon レビュー へのリンク

他サイトでの情報　（外部リンク）

フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』へのリンク
ウイルスバスターの使い方

おすすめ購入先

ウイルスバスター2009 のご購入は、メーカー直販店からからどうぞ。　価格も安いですし、１年後、更新するときに個人情報を再入力する手間が省けます。

トレンドマイクロ・オンラインショップ